腸内環境改善でインスリン抵抗性を改善!
インスリン抵抗性とは、食後に上昇した血糖値を正常値に戻すために、過剰なインスリンを分泌する必要がある状態であり、インスリンが効きにくい状態である。インスリン抵抗性が持続すると、血糖値だけでなく、血圧や血中脂質のコントロールが乱れ、糖尿病、高血圧、脂質異常症、それらが重なったメタボリックシンドロームなど、様々な生活習慣病の発症リスクが高まる。インスリン抵抗性を引き起こす主な原因は、内臓脂肪型肥満である。内臓脂肪が過剰に蓄積すると、脂肪から放出されるアディポカインという物質の種類や量が変化してインスリンの働きを妨げるため、インスリン抵抗性に陥ると考えられている。このため、糖尿病やメタボリックシンドロームなどの生活習慣病を予防するためには、インスリン抵抗性やその背景となる肥満の是正が重要であり、これには食生活や運動などの生活習慣の改善が効果的と考えられる。