腸内環境改善と健康『腸炎菌』とは?
腸炎菌とは、サルモネラ・エンテリティディスを指す和名であり、食中毒を起こすサルモネラの中でも病原性が強く、近年では汚染された鶏卵やその加工品による食中毒が増加している。腸炎菌は、家禽類、特に鶏の腸内に常在しており、糞便を介して排出される。鶏卵は、産卵時に腸炎菌に汚染される可能性がある。また、鶏肉やその他の家禽肉、その加工品も腸炎菌に汚染される可能性がある。
腸炎菌による食中毒は、下痢、嘔吐、腹痛などの症状を引き起こす。通常、症状は数日から1週間程度で治まるが、まれに重症化し、入院が必要となる場合もある。腸炎菌による食中毒を防ぐためには、鶏卵やその加工品を十分に加熱して食べる、鶏肉やその他の家禽肉は生食せず、十分に加熱して食べる、台所用品や調理器具を清潔に保つなどの注意が必要である。