
パイエル板

パイエル板とは、空腸、回腸に点在する免疫器官の一つである。腸管を外側から見たときに、パイエル板は腸管を支える腸間膜の付着部位とは反対側に存在し、特有の凹凸を示すため、肉眼での識別が容易である。腸管内腔から見ると、絨毛が存在せず平坦な部位となる。
パイエル板は、腸内細菌や食物抗原が侵入するのを防ぐ役割を果たしている。また、腸管内腔に存在する免疫細胞を活性化させ、感染症から身を守る働きもしている。
パイエル板は、腸内細菌と共生関係を築いており、腸内細菌のバランスを維持する役割を果たしている。また、腸管内腔に存在する免疫細胞を活性化させて、感染症から身を守る働きもしている。
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パイエル板:腸内環境改善と健康に欠かせないリンパ組織
パイエル板は、小腸に存在する免疫器官であり、免疫細胞が多く集まるドーム状をしています。小腸絨毛や粘液などの物理的バリアが薄くなっているため、パイエル板表面は腸管内の抗原が体内に侵入する入り口になっています。パイエル板の表面にはM細胞と呼ばれる細胞が待機し、抗原をパイエル板内部に取り込みます。パイエル板内部に控える樹状細胞は取り込まれた抗原を分解してT細胞に抗原の情報を提示します。抗原情報を受け取ったT細胞によって活性化されたB細胞は主に粘膜免疫に重要な抗体である免疫グロブリンA(IgA)を作る細胞へと分化します。
2024.01.20
腸内環境改善に関する解説
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