腸内環境改善と健康『ラクチュロース』
ラクチュロースとは、 難消化性オリゴ糖の一種で、フルクトース4位のヒドロキシル基にガラクトースがβ結合した二糖類です。一般に、乳糖を出発物質として異性化法によって工業的に生産されており、天然には存在しないとされていますが、生乳を殺菌して得られる牛乳等には微量に含まれています。食品として利用される場合はラクチュロース、医薬品として利用される場合はラクツロースと表記されることが多いです。ラクチュロースは、1957年に経口摂取によって便中のビフィズス菌を増やすことが初めて見いだされ、現在はプレバイオティクスの1種に位置づけられています。1960年にはラクチュロースが配合された育児用調製粉乳(粉ミルク)が国内において上市されました。