腸内環境改善と健康『粘菌』-免疫力アップと生活習慣病予防
粘菌とは、変形菌とも呼ばれ、変形体と呼ばれる栄養体が移動しつつ微生物などを摂食する“動物的”性質を持ちながら、小型の子実体を形成し、胞子により繁殖するといった植物的(あるいは菌類的)性質を併せ持つ微生物です。粘菌は、菌類や原生生物に分類されることがありますが、これらは生物の分類上の大きなグループであり、原核生物や真核生物などの階層より下位の分類です。粘菌は、その性質から、菌類や原生生物とは異なる独自の分類群であると考えられています。粘菌は、世界中のさまざまな環境に生息しており、土壌、森林、高山など、さまざまな場所で見ることができます。粘菌は、土壌中の有機物を分解して栄養を得ているため、生態系において重要な役割を果たしています。また、粘菌は、医薬品や食品などのさまざまな産業でも利用されています。