腸内環境を整えよう!耐熱性有胞子細菌について
耐熱性有胞子細菌とは、加熱調理後も食品中に生残する恐れのある細菌のことです。 耐熱性有胞子細菌は、主に好気性のBacillus属と、嫌気性のClostridium属の2種類に分けられます。 Bacillus属の耐熱性有胞子細菌には、食中毒菌としても知られるウェルシュ菌が含まれます。ウェルシュ菌は、肉類、魚介類、卵、乳製品などの食品に生息しており、加熱調理が不十分な場合に増殖して食中毒を引き起こすことがあります。一方、Clostridium属の耐熱性有胞子細菌には、ボツリヌス菌やクロストリジウム・ペルフリゲンス菌が含まれます。ボツリヌス菌は、肉類、魚介類、野菜などの食品に生息しており、加熱調理が不十分な場合に増殖してボツリヌス食中毒を引き起こします。クロストリジウム・ペルフリゲンス菌は、肉類、魚介類、卵、乳製品などの食品に生息しており、加熱調理が不十分な場合に増殖して下痢や腹痛などの症状を引き起こすことがあります。